情報通信月間参加行事
鳥潟右一博士没後100周年記念講演会
鳥潟右一博士没後100周年記念講演会
・情報通信月間参加行事案内
・主催者による案内サイト
鳥潟右一(とりかた ういち)は、世界初の実用的な無線電話方式である「TYK式無線電話機」を発明するなど草創期の無線通信技術の研究開発で輝かしい功績を残した郷土の偉人です。1883年(明治16年)に旧花岡村(現・秋田県大館市)で生まれました。逓信省電気試験所(現在の情報通信研究機構、ほか)の所長として在任中の1923年(大正12年)6月5日に、40歳の若さで病没しました。2023年は没後100周年にあたるため、記念講演会を開催します。
主催 大館郷土博物館(リンク)
協力 情報通信研究機構電波研クラブ(リンク)
◆開催日時
令和5年(2023) 6月10日(土)13時30分〜15時05分
◆会場
@大館市北地区コミュニティーセンター別館(秋田県大館市有浦一丁目8-15)
Aオンライン(Zoomウェビナー)
◆プログラム
13:00 受付開始
13:30 開会あいさつ
13:35 講演(質疑応答10分含む)
15:05 閉会
講演1 「鳥潟右一博士の業績と現代」
講師:滝澤 修(国立研究開発法人情報通信研究機構)
概要:
無線電信の到達距離を飛躍的に伸ばした鉱石検波器は、第2次世界大戦後に開花した半導体エレクトロニクス時代の先駆けになった発明であった。1本の電話回線に複数の信号を異なった周波数の搬送波に乗せて同時に送る搬送電話方式は、現在の超高速大容量通信に不可欠な多重通信技術の世界初の実用化であった。晩年に病身を押して普及宣伝に取り組んでいた放送用無線電話は、亡くなった2年後にラジオ放送として実用化し、今日のメディア全盛時代の幕開けとなった。講演では、このように現代社会に広く息づいている鳥潟右一の業績について解説し、平磯出張所の開設や電子情報通信学会の創設など、研究組織の指導者としての業績についても、合わせて紹介する。
講演2 「世界に学び世界に先駆けて実用化されたTYK式無線電話機」
講師:金澤紀応(情報通信研究機構電波研クラブ、アンリツ株式会社勤務)
概要:
鳥潟右一ら3名の研究者は、世界の研究者が解決できなかった課題を独自の着想により克服、世界に先駆けて無線電話機を実用化した。実用化前後のエピソードを交えながら鳥潟右一らが発明したTYK式無線電話機を紹介する。
◆定員、参加費、申込方法
定員:会場50人、オンライン100人
参加費:無料
申込方法:
@会場参加の場合
電話またはFAXで大館郷土博物館まで
電話 0186-43-7133 FAX 0186-48-2512
Aオンライン参加の場合
大館市の申し込みサイト(下記)から
https://s-kantan.jp/city-odate-akita-u/offer/offerList_detail.action?tempSeq=4146
申込締切は@Aとも定員に達するまで
◆関連情報
・実用無線電話発明100周年記念アマチュア無線局8J100TYK(2011〜2012年)の紹介サイト
(鳥潟右一らが開発したTYK式無線電話機についての解説が載っています)
・鳥潟右一博士没後100周年記念事業のサイト
(鳥潟右一没後100周年記念アマチュア無線局8J7WICHIについても紹介しています)
◆諸注意
会場における新型コロナ等の感染症対策について
・受付にアルコール液等を置きますので、入場者は手指消毒をお願いいたします。
・咳が出る人はマスクの着用をお願いいたします。
・体調を崩している方や体温が平熱より高い方のご入場はご遠慮下さい。
災害等緊急時の対応
・各種感染症等の蔓延により行動制限が必要と判断されるときは、イベントを中止または延期いたします。
・自然災害、事故、事件等が発生または予期されるときは、必要に応じてイベントを中止、延期、または内容の変更を行います。
◆主催者事務局
・大館市教育委員会歴史文化課(大館郷土博物館)
担当:鳥潟幸男
〒017-0012 秋田県大館市釈迦内字獅子ヶ森1
Ph. 0186-43-7133 E-mail kyodokn@city.odate.lg.jp
WICHI100×HACHI100
当事業は、現・秋田県大館市生まれの忠犬ハチ公の生誕100周年プロジェクトを応援しています。

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